夕張市観光PR映像に、清水沢ズリ山と旧北炭清水沢火力発電所が登場しています。
発電所は、2011年の「炭鉱の記憶を掘り起こす」アートプロジェクトを契機に、所有企業さんとともに話し合いを行い、一般の方の見学ができるようになりました。
良識ある見学者のみなさまのご理解にも支えられ、今年で6シーズン目を迎えます。
1926年に建造され、北炭系炭鉱の電力の大部分を作っていた、炭鉱の心臓部とも言える発電所。
ついに”夕張の宝である”と認められた思いです。
趣旨をご理解頂けないテレビ番組に「来年解体」と言われてしまったこともありました。
旧発電所は、アートの力が所有者の心を動かし、解体を休止している施設です。
産業廃棄物の中間処理場として、ゴミと呼ばれるものを資源として再生しています。それは、炭鉱遺産を活用したまちづくりを行っている私達の活動と重なるものです。
建築から92年が経過し、老朽化も著しく、毎年公開の前に所有企業と話し合いを行っています。
もし、いまの作業場としての役割を終えるとき、その時に多くの人々がこの施設の価値を認識し、大事だよねと声を上げる、そんな下地を作っていくのが私達のやるべきことだと思っています。
今年は清水沢発電所(水力)の工事のため、公開ルートが変更になる予定です。
5月下旬頃には公開できるよう準備を進めますので、もう少々お待ち下さい。
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