「マチを知ろう〜語ろう!私たちの映画祭〜」イベントレポート

どーもおはようございます。

夕張新聞編集部の冨安です。

10月8日(木)に夕張青年会議所主催で「マチを知ろう〜語ろう!私たちの映画祭〜」というイベントが行われました。

私も足を運んできましたのでイベントレポートいたします。

夕張青年会議所では、毎月例会にあわせて「マチを知ろう」というイベントを行っており、10月は「マチを知ろう〜語ろう!私たちの映画祭〜」ということで映画際がテーマでした。

自分が住んでいる町のことは、案外ちゃんと知らないことが多かったりしますので、自分の町のことを改めて知るためのいい機会になりました!

当日のレポートと個人的な感想をお伝えしたいと思います。

当日は1部と2部に分かれ、1部では
NPO法人ゆうばりファンタ代表理事、澤田直矢氏により

講演「どうなる!?映画祭」

というテーマで講演が行われました。

メイン会場の1つとして利用されてきたアディーレ会館が閉館され、来年以降の映画祭はどのように開催されるのか今後の展望が語られました。

第2部はこれまで映画際に関わってきた4名によるパネルトーク。

長谷川雅弘 氏(株式会社アジアン・スマイルコム代表取締役社長)
深津修一 氏(株式会社プリズム代表取締役会長)
千石慎弥 氏(株式会社ネクスト夕張代表取締役)
菅原直子 氏(すぐりの会yubari u-40)

映画際の宣伝広報、技術側、事務局、市民的とそれぞれ異なる立場の4名です。

第1部「どうなる!?映画祭」

第1部の「どうなる!?映画際」の講演をした澤田氏は、現在はNPO法人ゆうばりファンタ代表理事という立場で、これまでゆうばり映画際の運営に携わってきています。

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これまでの映画際の歴史や魅力、これからの課題などのお話があがりました。

夕張市ではこれまで全部で53館もの映画館が出来ては潰れを繰り返しており、最も多かった時で17巻存在していたそうです。

夕張市は炭鉱の町として知られ当時は炭鉱も24時間営業、映画館も24時間営業で、炭鉱従事者の娯楽として映画は楽しまれてきました。

1960年前後の映画全盛期と夕張市の人口全盛期はちょうと同じ時期で、こうした時代背景もあり夕張では映画文化が育ったのかもしれません。

1番最初に、ゆうばり映画祭が行われた年はバブルの余韻残る1990年です。当時竹下内閣のもとで「ふるさと創生事業」により各市町村に1億円が給付されていました。

この「ふるさと創生事業」をきっかけに、リゾート施設マウントレースイを宣伝するためのイベントとして、夕張の映画祭は始まりました。

そして財政破綻をきっかけに、イベント開催のための予算がなくなりイベント存続の危機がありながらも、1990年から今に至るまで映画祭は存続しています。

ゆうばり映画祭の3つの魅力

澤田氏はゆうばり映画祭の魅力について

本物、ライブ感、垣根の低さ

という3つのことを挙げました。

1つめの本物、映画監督や出演者など本物の映画関係者が訪れていること

海外、国内を含めてそうそうたる面々がゆうばり映画祭に足を運び、活躍しているそうです。

2つめのライブ感。映画好きが集まり、映画を見るだけでなくそこに映画監督や映画出演者もいるという、音楽のフェスのようなライブ感があるとのことでした。

3つめの垣根の低さ。宮藤官九郎みたいな人が普通にそこらへんを歩いているみたいな、見ている人と見られる人がごちゃごちゃな垣根の低さが魅力。

次に3つの課題として、

資金、会場、人と組織、という3点を挙げました。

資金面は企業の協賛金が景気により変動するため、安定して確保する方法は始まった頃から課題

会場はアディーレ会館の閉館、財政破綻の影響による各施設から幕をつるすバトンの撤去、電力制限、非劇場で映画を上映できるのか?

などなど・・。

人と組織については、これまで市民の力で成り立ってきましたが、これまで来れた人の顔が見えなくなったり・・ということも有りマンパワーはかなり問題のようです。

第2部 語ろう!私たちの映画祭

第2部ではパネラー4名によるパネルトーク。IMG_0509

左から

長谷川雅弘 氏(株式会社アジアン・スマイルコム代表取締役社長)
深津修一 氏(株式会社プリズム代表取締役会長)
千石慎弥 氏(株式会社ネクスト夕張代表取締役)
菅原直子 氏(すぐりの会yubari u-40)

映画際の宣伝広報、技術側、映画際の宣伝広報、事務局、市民的とそれぞれ異なる立場の4名です。

住む人にとっては、その映画に出ている出演者や監督が町を歩いているライブ感。

映画関係者にとっては、飲みながら物語が出来て、話がぽんぽん進む環境やライブ感。

映画をきっかけに生まれる物語のライブ感が魅力というのは皆様言われていました。

しかし一方で課題としては

・人、物、金ありとあらゆるものがなく、ぎりぎりの所で運営がされていること

・ゆうばり映画祭に関わる市民と関わらない市民の温度差

などのことが挙げられ、世界的にみてもブランドのある映画祭であり、日本でも屈指のブランドを誇る映画祭ですが

映画関係者ではない町の人にとっては、その映画祭のブランド力やイベントをちゃんと知る機会もないため、蚊帳の外の出来事なのかもしれません。

南北に長いという夕張市独特の地形もあるのだと思います。

これまでの映画祭の文化継承とブランド維持をどのように行いつつ、

地域内外を含めて、どうやってゆうばり映画祭のブランド価値を伝えていくか?

ということが1つの大きな課題として挙げられました。

最後に

かなり簡単にまとめまして、当日の内容など伝え切れていない部分あり申し訳です・・。

本当はTwitterで速報的に流しながら、後でそれを記事にまとめようと考えたのですがネットが繋がらず失敗しました(笑)

すいませんどうでもいいですね。

私自身は、北海道にきて4年目くらいで夕張は住み始めて半年くらいです。

ゆうばり映画祭は、参加したこともなければ、イベントの存在自体も北海道くるまでは全く知りませんでした。

ゆうばり映画祭の期間に夕張にいたことはありませんし、正直なところ映画にそこまで興味がないので、たぶん多くの夕張市民の方と同じように、まだゆうばり映画祭の魅力やブランド力を分かっていません。

ゆうばり映画祭が育んできた歴史やブランドを守り、そしてさらに育てていくためには、夕張という地域に暮らす人次第なのだと思いました。

まだ見ぬ感動や物語に出会えるのが映画の魅力、さらにリアルでライブ感あるのがゆうばり映画祭という場。

私は映画それ自体の魅力を再発見するために、趣味を映画鑑賞にしたいと思います!

最近は「ガメラ大怪獣空中決戦」を鑑賞しまして、妙なリアリティーの高さに驚きました。

ガメラが福岡ドームに接近した時は敵かと思い込み・・恐怖に震え・・!

そしてギャオスが東京タワーで産卵するシーン・・あれには寒気が・・!

すいませんどうでもいいですね。

ではでは!

 

 

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